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2007年1月27日 (土)

コラム:オカリナは民俗楽器か?(上)

ある日、オカリナ好きのMさんが、フォークソングが好きだというので、私は、オカリナでフォークソングを吹いたら似合うだろうなあと思いました。

次の日、オカリナ好きのIさんが、複数管オカリナやキー付きオカリナが発展したら演奏の幅が広がるだろうというので、私は、オカリナで様々な音楽が演奏できたらいいなあと思いました。

その次の日、オカリナ好きのOさんが、オカリナを民俗楽器ととらえるか西洋楽器ととらえるか、という話をしていた際に、私は、この3つの話は同じ話であると気付きました。

まず用語の確認をすると、フォーク・ミュージック(folk music)というのは本来は民俗音楽という意味であり、フォーク・ソング(folk song)というのも本来は民謡(民俗歌謡)という意味ですが、日本では、1960~70年代に流行した、シンガー・ソングライター(singer-songwriter)がギターを弾きながら歌う曲が典型的なフォークソングです。歌詞は日常の風景を扱ったものや政治的メッセージを扱ったものが多いですが、実生活に密着しているという点が特徴です。

民俗楽器というのは、本来は伝統的に特定の地域で使われてきた楽器(その意味では「民族楽器」と書いても間違いではない)ですが、ここでは、生活に密着して使われる楽器という意味で使います。例えば、ギターやハーモニカは、現在は特定の地域や民族に限定されず愛用されていますが、民俗楽器として扱います。「カジュアルな楽器」というイメージがあります。

西洋楽器という表現は誤解を招きやすいかもしれません。西洋の特定地域で愛用される民俗楽器は、ここで言う西洋楽器として扱いません。西洋音階が出せることは最低条件ですが、ここでは典型的な西洋楽器として「オーケストラ楽器」とイメージした方が良いかもしれません。「フォーマルな楽器」というイメージがあります。

土笛は古代から世界各地で使用されていた民俗楽器です。土笛で西洋音階を出せるようにしたオカリナは、イタリアでは文句なしに民俗楽器(民族楽器でもある)ですが、日本や韓国ではどうでしょうか。12穴オカリナ、複数管オカリナ、プラスチック製オカリナなど、楽器の進化に向けた試行錯誤は活発ですし、韓国では教育現場でも普及しつつあります。

とりあえず今日はここまで。引き続き、
(中)では民俗楽器としてのオカリナの潜在力と可能性について、
(下)では西洋楽器としてのオカリナの潜在力と可能性について、
思いつくままに書いてみたいと思います。

(私は専門的な音楽教育を受けていませんので、変な箇所があれば御教示下さい。内容も鵜呑みにせず、あくまで皆さんが自分で考える際の一つの参考として頂ければ幸いです。)

 

 

 

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コメント

ヴァイオリン、ピアノ、オカリナも含め、世界中にある楽器の根源は民族楽器であると言っても過言ではないかと思います。誕生後、制作者、作曲家、研究者、演奏家、視聴者などの意見や見解によって、どのように変化進化してきたかが重要ではないかと考えます。

オカリナ、音楽に限らず、基礎・基本は大切ですが、「あたりまえ」に変化した瞬間、成長はパッタリと止まる気がします・・・

突き詰めてお話していくと、クラシック音楽は、クラシックと言えないのでは?という論争までに発展しそうですね。

フォークソングはメッセージ性の高い音楽です。言語を使わないオカリナで当時のメッセージを伝える事が出来ると、素敵な時間を過ごす事が出来そうですね!

投稿: Ocarinista | 2007年1月28日 (日) 00時06分

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