« コラム:ダブル、トリプルは必要か?(1) | トップページ | コラム:ダブル、トリプルは必要か?(2) »

2006年10月31日 (火)

製品レビュー:トヒャン トリプル

ボン・ミュージックがトヒャン(土香)というトリプル・オカリナの販売を開始しました。ノーブル・オカリナよりOEM供給を受けていますが、ノーブルのホームページでは販売されていません。マパラム(南風)オカリナのトリプルに続き、韓国で(おそらく世界でも)2番目にホームページで一般向けの市販を開始したトリプルオカリナです。

Dohyang  (クリックすると拡大表示されます)

低音部の構造はイカロスやマパラムと同様です。中音部はイカロスと同様に裏面に右手親指の運指穴がありますが、特徴的なのは、中音部表面に5つの運指穴(半音用の小穴を除く)が空いていることです(注)。普段は一番手前の穴は使用せず、残り4つの穴と裏面の親指穴で、「上のミ」~「上の上のド」を出します。

中音部表面の一番手前の穴を何に使うかと言えば、右手の5本の指を全部使って「上のミ」を出している際に、楽器保持の為にしか使われていない左手の人差し指を伸ばしてこの穴を押さえると、「上のレ」が出ます。つまり、このオカリナでは低音部でも中音部でも「上のレ」を出すことができます。

製作者(ノーブルの社長)によると、これにより、イカロスやマパラムでは困難な「上のレ」と「上のミ」のトリルが楽に出来るということです。トリルに限らず、「上のレ」が低音部の運指でも中音部の運指でも出せるのであれば、曲の中での運指の自由度は増えます。

Dohyangback  (クリックすると拡大表示されます)

高音部では右手親指は使いません。(中音部と高音部の裏面先端にある穴は調整穴です。)高音部では表面の4つの運指穴(半音用の小穴を除く)を使って、「上の上のド」~「上の上のソ」を出します。ここでも、製作者の意図により、中音部と高音部の双方で「上の上のド」が出せるようになっており、運指の自由度を高めています。

(注) 大沢音楽工房のブログに掲載されているトヒャンの写真では、中音部で出す「上のレ」の運指穴の位置が違いますが、機能は同じです。販売元であるボン・ミュージックのホームページに掲載されてる写真も当ブログと同じ位置です。

 

 

|

« コラム:ダブル、トリプルは必要か?(1) | トップページ | コラム:ダブル、トリプルは必要か?(2) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/123503/4013102

この記事へのトラックバック一覧です: 製品レビュー:トヒャン トリプル:

« コラム:ダブル、トリプルは必要か?(1) | トップページ | コラム:ダブル、トリプルは必要か?(2) »